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ジェミニの英語トレーニングのブログ
 英語のトレーニングについて、いろいろと試しています。 効果のあったものを少しずつ載せていきたいと思います。
枝廣淳子さんの講演会の概要
2007年06月08日 (金) 22:26 | 編集
枝廣淳子さんの講演会の概要がまとまりましたので、アップします。

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演題:Think Globally, Act Locally
   「地球」の環境は、「身近」な森の足もとから
講師:環境ジャーナリスト 枝廣 淳子 氏
期日:平成19年06月03日(日)
場所:富山市安住町 サンシップとやま
主催:とやまの木で家をつくる会

講演概要

1.通訳で苦労する言葉
「もったいない」という言葉、日本全国にこれを意味する方言はあるが英語には訳せない。アジアにもこの言葉がある。

「もったいない」は、物などまだ使えるのに全うせずに捨ててしまうこと。
人も物も大切に生かし切る。この反対は使い捨て。

2.地球温暖化:Global Warming
ラブロックなどは、最近、Global Heatingと言っている。

温暖化に伴い、気温が平均2度上昇することで、飢饉、マラリアなどの病気、水不足などが起き、文明レベルが下がる。

これまで、100年で平均気温は0.74度上昇、このままでは、今世紀末で4度上昇する。温暖化が進んでからのコストより、温暖化を防ぐコストの方が少なくて済む。対策を講ずれば1.8度の上昇で押さえることができる。

3.システム思考について
問題解決に有効な手段。

1)ストックとフロー
 温暖化問題のCO2のストックとフローを考えてみる。
2)ポジティブ・フィードバック
 温暖化により、山火事が発生しやくなり、さらに温暖化を加速するような悪循環を起こす仕組み。
3)非線形
 温暖化は時間に比例でなく、上のポジティブ・フィードバックにより、一度起きるとどんどん加速度を増すため、気づいたときには手遅れとなる。
4)時間の遅れ。
 温暖化防止対策のためには、国を挙げての取り組みが必要だが、いろいろな対策が実際に施行されるまで30年ほどかかる。

4.外国と日本の温暖化防止への取り組み
 イギリスはCO2を6割減らす予定。
 ノルウェーは2050年までにCO2の排出量をゼロにする。どうしても排出される分はCO2の排出量取引で相殺する。

 日本は、森林が増えている珍しい国である。ただし、できた木材を効果的に利用されていないのが、問題である。

5.幸せの指標とは
 従来は、GDPが幸せの指標と言われていたが、GDPはお金の動きなので、交通事故や犯罪などが起きても、GDPは増える。逆に家事やボランティアなどは、幸福度を高めるがGDPは増えない。
 最近、GPI(Genuine Progress Indicator)という新たな指標が出てきている。
GPI=GDP+(家事+ボランティア)-(犯罪、公害、家庭崩壊)
 アメリカではGDPが増えてもGPIはほとんど増えていない。逆に減っているのでは。

 ブータンはGDPでなく、Gross National Happinessといって、生活水準、時間、コミュニティー、教育、健康など複数の指標で幸福度を考えて、この指標を増やすことに取り組んでいる。

 日本でも、民間企業でGross Company Happinessや荒川区でGross Arakawa Happinessを目指す動きが出てきている。

6.取り戻す時代
スロー・ライフ
キャンドル・ライト
地域通貨
人とのつながり
LOHAS

 大切なのは、自分の頭で考え、自分で実践することである。

7.温暖化はチャンス?

 危機=危険+機会

1)バックキャスティング
 従来のように現状から理想の状態を見て対策を考えるのではなく、理想の状態から逆に現状を見て対策を考えるバックキャスティングが、目標を見失わないために大切。

2)システム思考
・今の問題は過去の解決策の結果である。
・人を責めるのでなく、問題を起こす構造を見極める。
・レバレッジ・ポイント 問題解決の突破口はてこの力点のように、軽い力で大きな効果を生むので、そのようなところを探す。

3)考えを拡げることが大切
イノベーションの拡がり方
考えつく人→推進する人→やってみる人→社会の主流派

ギルマンの方程式
新しい方式-古い方式>変化に伴う犠牲

8.質疑応答
Q1)地球温暖化はしているのか。
A1)専門家によれば、現在は気温が下がる段階なのに、逆に温暖化で上がっている。

Q2)風力発電は森林を切り開いて道路をつけたりして、環境破壊では。
A2)エネルギーに関しては、まずはエネルギーの節約に努め、風力発電など行うときは立地条件を考える。温暖化防止は、トータルで対策を考える必要がある。

Q3)バイオガソリンについて
A3)バイオ燃料はトウモロコシなどのバイオエタノールと廃油からのバイオディーゼルがある。日本のバイオ燃料は輸入している。
食料になるものを元にバイオ燃料を作っているため、バイオ燃料の消費拡大に伴い、食料が値上がりしている。まず、走行距離を減らすことが大切。

 木材にあるセルロースなどを使ったバイオ燃料の研究も行われているが、実現はまだ先のことである。
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